江戸時代、新城は陸路と水路が交わる交通の要所として大いに賑わっていました。「山湊馬浪」とは、絶えず往来する荷馬を波に模し、その波が出入りしている新城を山の港に例えた言葉です。時は令和に移り、馬は自転車や自動車に姿を変え、世界中の外国人が日本各地を旅しています。奥三河でも外国人ツーリストの姿を目にすることが増えてきました。
本シンポジウムでは、海を越えて奥三河を訪れる人たちの気持ち~なぜこの地を目指すのか、どうやってたどりつくのか~に思いを巡らせながら、インバウンド版「山湊馬浪」の地として、奥三河に新たな賑わいを創出するためのおもてなしについて皆様とともに考えたいと思います。